61.『木馬』は僕にとってとても重要な曲
――アルバム『欲望は青春のカタマリだ!』の4曲目の『木馬(あたたかな君と僕)』はどんな経緯で生まれたのでしょう。 当時、誘われて何度か行った東京ディズニーランドで見たメリーゴーラウンド(キャッスルカルーセル)が、歌詞の […]
60.当時の状況や思いがそのまま投影されている『明日への力』
ーーアルバム『青春は欲望のカタマリだ!』の3曲目は『明日への力』です。曲調は軽やかですが言葉は静かに沈み込んでいくようなところがありますね。 この頃の僕は、肉体的に本当に疲れていたんですよ。いつもげっそりしてたし目の下 […]
59.“曲を生む”から“曲を書く”へ
――アルバム『青春は欲望のカタマリだ!』の冒頭を飾る『欲望のカタマリ』は中園さんの曲です。 中園さんが鼻歌みたいな感じで持ってきたメロディをもとに、セッションしながら仕上げたんじゃなかったかな。オープニングのバイクの排 […]
58.『君だけに愛を』で芽生えた“フロントマン”としての自覚
――田村さんはなぜ、ザ・タイガースの『君だけに愛を』を選んだんでしょうね。 まあその、なんていうか・・、(しばし言い淀んで一気に)当時の僕はフェロモンを撒き散らしていましたからハマると思ったんじゃないですか(照笑)。“ […]
57.小泉今日子さんのディレクターだった田村さんの登場
――91年10月発売のシングルとアルバムの制作は、“新しい方々”ツアー終了後の5月以降、イベントや野音のワンマンの合間を縫って行われていたと考えていいですか。 そうですね。ディレクターの大友光悦さんは同時期にアン・ルイス […]
56.「もっとやれたはずなのに・・」とライブのあとはいつも思っていた
――シングル『新しい方々』の2曲目のカップリングは『はじけそうだぜ−マッチョズ愛のテーマ―』です。 今となっては問題作ですが、メロディ自体はすごくいいんですよ。アレンジもかわいいし、飯野さんとフセマンの歌が、中途半端に […]
55.あの頃はセッションで“偶然”を“必然”に変えることができた
――1991年、FLYING KIDSはデビュー2年目。3月6日に約1ヶ月半にわたる2度目の全国ツアー“新しい方々”(全11本)がスタートし、その間に、前年末に発売したアルバム『新しき魂の光と道』から『新しい方々』がシン […]
54.会心の出来だったアルバム『新しき魂の光と道』と吹き始めた逆風
――2枚目のアルバム『新しき魂の光と道』の仕上がりはいかがでしたか。 非常にファンクだし、実験的でマニアックな部分とポップな部分がうまく落とし込めていて、僕たちはすごく気に入ってました。いまだにすごく好きな曲もあるし、 […]
53.CDの歌をライブでどう再現するか、まったく考えていなかった
――『大切な人』は切なさが胸に迫るバラードです。作曲は飯野さんと浜崎さん。 飯野さんが作ってきたコード進行をもとに、ピアノを弾く飯野さんの隣で僕が歌いながら、二人でやりとりしてメロディを作っていったんじゃなかったかな。 […]
52.『新しい方々』は新たなものを生み出すエネルギーに溢れた人たちへの讃歌
――アルバム『新しき魂の光と道』の11曲目は『歌の思い出』。作曲は加藤さんと浜崎さんです。 当時から加藤が曲を完全に仕上げてくることはなかったので、セッションの過程で僕が作ったメロディもあるんですけど、彼のセンスが当時 […]